はじめに

誰もが必ず痩せることができます。

しかし、痩せたいと思うのに痩せられない人は、世の中にたくさん居ます。

その理由は、その人が持つ誤った固定概念です。 『朝ご飯をちゃんと食べるのが正しい』 『太る原因は運動不足』 『 1 日 3 食の食事をしっかり食べるのが正しい』 『野菜を毎日 350 グラム食べないといけない』

アナタはこれらのことに対して「なぜならば」と正確な説明ができますか? ならばただの思い込みに過ぎません。

これらは自然な体の仕組みではなく、人間が後から作った目安のようなものです。

これは集団の健康を管理向上するための指標だったり、たった一つの側面を取り上げて、近道や裏ワザ のように語るダイエット特集だったりします。

その結果、多くの人がそれを取り違えて、今の自分の太った体型から脱却できないのです。

今のアナタが太っているのは、『偶然』でも『体質』でもありません。 アナタは太り続ける生活をしているから太っているのです。

正しい知識を付けて、物事を多方面から捉えれば、思い込みはなくせます。 そのために、ダイエットに関連する、良くある思い込みを説明し、アナタの思い込みを無くします。

思い込みを無くせば、アナタは無意味で逆効果の我慢や習慣を止めることが出来ます。 そうすればアナタが自然選択する習慣を続けながら、楽で自然なダイエットをすることが可能になり、健康 的で自然なダイエットを継続して、リバウンドを防ぐことが可能になります。

そして環境や職場が変わった時にも、あなたは太ることが無くなり、ダイエットや リバウンドの不安から解 放されることになるでしょう。

しかし、今のまま思い込みを続けていてはどうでしょう? アナタはダイエットの不安を抱え、局所的な話を裏ワザのように説明するダイエット法に踊らされ、太ったま まや、一時的な減量を繰り返しながら、年齢を重ねることになります。 そんな、無駄なことはもうやめましょう。 ダイエットの本質を知り、今すぐ痩せられないスパイラルから抜け出しましょう。

毎日の太り続ける努力から抜け出すのは簡単です。 自身の生活を見直して、太る原因に向き合い、問題のある行為を少し修正し、太り続ける努力をやめる

ことで、やがて理想の体型になり、それを維持することが出来るようになります。

そのために必要な知識は全て掲載されており、それらは意外に簡単で、毎日出来る事ばかりで す。

むしろ、アナタ自身が体や食事や運動の理解を深めなければ、効率良く健康的に痩せることは出来ませ ん。

なぜならアナタの今の体型や、アナタの普段の食生活と、運動習慣を一番良く知っているのは、アナタ自 身だからです。

インストラクターの考えた運動は、アナタの普段の生活や運動習慣を参考にしていません。 だから続けるのは大変だし、身体も痛めるし、効果も出ないのです。

栄養士の考えた低カロリーな食事も同じです。 少ない量で、食べ慣れない物ばかりを食べるなんて、誰だって嫌です。 そんなことは、できなくて当たり前です。

痩せる運動やダンスを、アナタは一生続けられますか? 頑張って運動を続けて痩せても、それはダイエットのゴールじゃありません。 運動をやめれば消費カロリーは減り、身体も衰えてリバウンドしますから、運動やダンスは続けない限り、 結局は元に戻ってしまいます。

筋肉を鍛えたり有酸素運動をしても、アナタの本質は変わりません。 運動は脂肪の消費を加速させ、リバウンド期間を長引かせる効果はありますが、半年運動したからといっ て、残りの人生が食べ放題になるわけではないのです。

学生時代に熱心に運動した人が、社会人になって運動量が減ったのに、食べる量が変わらずに太るケ ースが珍しくありませんが、アナタがダイエットに運動を用いても、それは同じです。

アナタの全体的な生活を見直さない限り、アナタがダイエットから解放されることはないのです。

その為には、お医者さんに相談したり、食事日記をつける方法もありますが、時間的労力や大きな金銭 的な負担もあります。

そのような労力や大きな金銭的な負担はありません。 しかもお医者さんのように「食事を控えて毎日運動をしましょう」なんて、ぶっきらぼうな事は言いま せん。

なぜなら『言われただけでそれが出来るなら、誰も太りません』

痩せられない人々とカウンセリングを重ね、多くの方達が無自覚に行なってきた『太る努力』や 『無意味で逆効果の我慢』を解説します。

アナタは客観的に「それじゃあ太って当たり前だ」と理解することができ、その理解をご自身の生活に置き換えることが出来ます。

そして健康と理想の体型に向かって、着実に歩むことができます。

ダイエットに我慢や苦労なんて必要ありません。 必要なのは知識を持って調整することです。 それらが無いために「有酸素運動しないと絶対に痩せない」と思い込んで、自発的に運動しないで太った 人が、運動してダイエットをしようとしても、挫折するだけで、時間の無駄です。

有酸素運動は良いことですが、ダイエットには絶対必要なものではありません。 運動をするのは良いことですが、特別なエクササイズをしなくて、健康的に痩せることは十分可能です。 そして本来のダイエットとは食事療法であり、運動は健康維持を目的としたフィットネスです。

食品と栄養の知識がないが故に「揚げ物なんか太るに決まっている」と思い込んで、天ぷらを我慢して、 大盛りうどんを食べて、痩せられないスパイラルから抜け出せない人が居ました。

天ぷらは加熱のために油を使っているだけで、材料は高タンパクな海老や魚、低カロリーな野菜等で、実 際はとてもヘルシーな食品です。

それに比べてウドンは吸収の早い炭水化物のため、すぐに血糖値が上がり、上がり過ぎた余分な血糖値 は脂肪を合成するため、大変太りやすいため、食後に運動をする人以外が大盛りウドンを食べるのは、わ ざと太ろうとしているようなものです。

更に炭水化物を食べる前に野菜やお魚を食べたほうが、炭水化物の吸収を緩やかにしてくれます。 吸収が遅くなれば血糖値が上がりにくくなるため、同じカロリーを摂っても太り難くなります。

つまり「揚げ物は悪い」と決めつけずに、野菜やエビの天ぷらを食べて、並の量のウドンを食べたほうが、ず っと体に良くて、太り難いのです。

このように、ちゃんとした知識さえ身につければ、お腹を空かせる事無く、食べたいものを食べて、無理にイ ヤイヤ運動することもなく、普段のライフスタイルのままダイエットは続けられます。 それは不可能でもなければ、不自然なことでもないのです。

現に、健康で痩せている多くの人は、自然とそれらのことをやっているのです。 運動器具や、痩せるサプリメントや健康食品を、痩せている人の多くは利用していません。 そんなものはダイエットに不要です。

負担が少なく、最も健康的で、最もリバウンドしないダイエットをするために必要なことは、全て書い てあります。

ダイエットに必要な知識をつければ、自然な生活を継続し、健康的に痩せて、リバウン ドすることもなく、ダイエットから解放されるでしょう。

 

間違いだらけのダイエット

一般的に、ダイエットの目的は『余分な脂肪を落とし、健康や、スタイルの良い身体を手に入れること』で す。

『いかなる方法でも構わないので、体重と呼ばれる数字を小さくすること』では無いはずです。

まずそれを理解して、良くあるダイエット風の無意味な行為を知りましょう。

サウナ、酵素ドリンク、発汗運動。 これらは必要ありません。 なぜなら全て脱水作用だからです。

汗をかいても脂肪は減りません。 しかし、即効性のある減量(脱水)が可能なために誤解され、ダイエット法として、広く知れ渡っているので す。

・サウナ (長風呂 半身浴 岩盤浴) サウナやお風呂に長時間入っていると、汗がダラダラ流れます。 身体を暖めると良い事もありますが、サウナで減る体重とは、流れ出た汗であり、すなわち水分です。 ダイエットを目的に頑張って長時間入っても、意味がありません。

・野菜ジュース 野菜ジュースをいっぱい飲むと、実際に体重が減ります。 体重が減ると「酵素とかビタミンが作用して、脂肪を燃焼してくれているのかな?」そう思って飲んでいる人 もいるでしょう。 でも野菜ジュースで減る体重も、実際は脱水です。

身体には塩分が必要ですが、身体には濃度を調節する機能があります。 塩分が多い時は、身体に水分をためこみ、塩分濃度を薄くするのです。 これが“むくみ”です。 夜中に塩っ辛いものを食べたら、翌朝の体重が信じられないことになる原因がこれです。

カリウムと水分を同時に摂ると、塩分をお小水にして排出する効果があります。 そして野菜ジュースにもカリウムが豊富に含まれています。 だから、塩分が出て、全身の水分量が減り、体重が減るのです。

また、多くのダイエットサプリや酵素ドリンク等も、同様にカリウムが含まれています。 1 本何千円もする酵素ドリンクがネットショッピングなどで売られていますが、それらの種別をよく見ると“清 涼飲料水”であり。 そこから期待される減量効果は、野菜ジュースと同じ“利尿作用”とも考えられます。 塩分摂取で急激な体重増加とは逆の作用。 カリウム摂取で急激な減量(脱水)が出来るというわけですね。

だから飲み始めた当初は、お小水がたくさん出て、翌日体重計に乗ると『痩せた実感』が得られるというわ けですね。

もちろんただの脱水で、脂肪は減りませんから、皆さんが期待するダイエットではありません。

更に、その手の酵素ドリンクのホームページをよく読むと、※「食事管理も同時に行なっています。」と記載 されており、摂取カロリーが以前から半減していたりします。 痩せたのは酵素ドリンクではなく、カロリー制限ですね。 これでは詐欺同然です。

・発汗運動 サウナスーツを着て、飲み物を我慢してランニングをする人が居ますが、計量前の格闘家でもない限り、こ れは無意味です。

もうお分かりだと思いますが、これは体に残った僅かな水分を絞り出す行為です。

しかも、ダイエットには向きません。 逆効果です。

サウナスーツなんか着てしまっては、熱くて苦しくて、ジョギングはおろか、歩くのすらままなりません。 それでは運動の効率が悪くなってしまいます。

脂肪を減らしたいなら、動き易くて快適な涼しい格好をし、水分補給をしながら運動したほうが、長時間 にかけて負荷の高い運動出来るため、痩せる事に繋がります。

尚、人間は、運動をしても急には痩せませんから、運動前と運動後の体重なんて気にする必要はありま せん。 それは汗と飲料の値です。 短期的な増減は、脱水と補水の値に等しいのです。

よって喉が渇いたら、水分は遠慮なく摂りましょう。 喉が渇いているのに、無理に運動を続けても、危険な上に効率も悪くなってしまいます。

人間の身体には保護機能があります。 花粉や塵を吸い込んだら、咳やクシャミが出るように、暑い時は汗をかきます。 暑いのに汗もかけない時は、これ以上体温を上げないように、気持ち悪くなり、目眩がして、身体が動け ないようになります。 熱中症がその症状ですね。

機械は異常に発熱したら、壊れる前に稼動を停止するように、保護回路がついています。 車のエンジンやパソコンの計算装置など、良く発熱する部品には冷却装置が用意されていて“オーバーヒ ート”を防ぎます。 パソコンで重たい作業を始めると「ウィーン!」と音がすることがありますね、あれが冷却装置で、人間の発 汗に相当します。

つまり、人間の汗は冷却機能ですし、 身体が痛み、息が苦しくなり、動けなくなるのは、保護機能です。

それを無理に続けても、危険なだけです。

サウナスーツでジョギングするのは、格闘家が計量に備えて「あと 0.1 キロで計量パス」と言う、直近の具体 的な目標のために、脱水による“減量“をするために使うものです。

彼らは『健康やスタイリッシュ』を求めているわけではありません。 彼らは計量をパスしたら、もちろん水分を補給します。

汗をかくから痩せるわけではないのです。 脂肪が汗と一緒に皮膚から出るわけではありません。

痩せる手法で運動を選択した場合に、その手段の運動によって身体が温まり、それを冷やすために汗が 出るわけです。 ならば、運動にちょうど良い温度の、快適な環境で運動をした方が、効率が良いですね。 汗をかくほど暑い環境でヘロヘロの運動をしても時間がもったいないだけです。

『汗をかくと風邪が治る』と言う話もありますが、身体がウイルス等を殺すために発熱するため、結果的に 汗をかくのであって、汗が風邪を治すわけではありません。

暖かい格好をして、頑張って汗をかいても風邪が早く治るわけではありません。 むしろ汗で体が冷えたり、体力を失って、風邪が長引くことも考えられます。

これらのように、結果と過程を取り違えて、過程の現象を目的にしてはいけません。 逆効果になり、本来の目的が遠ざかってしまいます。

だから、頑張って長時間サウナに入ったり、高価な酵素ドリンクを買ったり、サウナスーツでヘロヘロの運動 をして、汗を無理にかく行為なんてやめましょう。

試しにお風呂やトイレに入る前後や、飲み物を飲む前後で、体重を測ってみましょう。 水分の増減により大きく変化する体重を、実感してみましょう。念のためですが、近々同窓会や結婚式が控えているとか、 SNS 用の写真を撮るから顔のムクミを落とし たい場合等は、野菜ジュースやサウナを利用するのも良いと思います。

でも、それらがダイエットではないことは、忘れないでください。 頑張っても脱水による危険が増すだけでで、アナタは痩せません。

 

ダイエットに根性なんて要らない

ダイエットと聞いて思い浮かべるのは何でしょう? 『頑張ってジョギングする姿』や、 『味気ない野菜ばかりの食事』でしょうか。

そんなことはしなくて良いのです。 それは努力ではありません。ただの無計画です。

ダイエットで根性を出す必要はありません。 我慢も必要ありません。

アナタはダイエットをするのであって、甲子園に行くわけではないし、企業戦士になる訳でもないのです。 ダイエットに適した事をしましょう。

企業やスポーツチームは、指導する側の人員も時間も限られています。 全員を試合に出すわけにも、応募者全員を雇うわけにもいきません。

だから根性がある人や、厳しい状況でも冷静に対応できる人間を選ぶために、時には非効率な根性論 を用いて、人を選別する必要もあるのです。

これを自分自身に適応するのは無意味です。

アナタ自身がダイエットをするにあたって、ライバルも居ないのに、自分を選別する必要なんて、全くありませ ん。 むしろそれが挫折に繋がるのです。

多くの人が、他人を選別する方法で、自分を見ていることに気づいていないから、理想の体型の自分を 基準にして、今の太った自分自身を選別試験に挑ませて、失敗(挫折)を繰り返しています。

【例】 ・採用試験 『厳しい課題→失格→不採用』

↓ ダイエットに適用 ↓

『出来もしない厳しいダイエット計画→挫折→ダイエット中止』

これではいつまで経っても痩せられないのは当たり前です。 こんなこと無駄です。

こんなことをするのは、『ダイエットには厳しい計画と固い決意が必要に決まってる』と言う、思い込みがある からです。

ダイエットは自分に出来る範囲でいいのです。 例えば、毎日 3000 キロカロリー食べて太っている人が、 2900 キロカロリーにするだけでも、それを続けてい れば少し痩せます。

それでも、まだ理想の体型ではないでしょうが、 1 ヶ月で 1 キロ 2 キロ減ることも難しくはありません。 これも立派なダイエットです。

もちろんそれで終わりじゃありません。 2900 キロカロリーを続けて体重が減らなくなったら、 2800 キロカロリーにすればいいんです。 それを繰り返して「これ以上痩せなくていい」と思った場所がダイエットのゴールです。

その時の食事や生活を続けていれば、体型を維持するのは簡単です。

なぜならその時少しずつ減らすのは、意味のない食事で良いからです。 ・最後苦しかったのに、もったいないから食べきった大盛りスパゲッティ ・午後にケーキをたくさん食べたのに、いつも通りの量を食べた夕食 こういったものを調整して、アナタを基準とした『標準的な量の食事』をするだけで、だいぶ痩せることができ ます。

自分の年齢や身長別の【平均摂取カロリー】なんか参考にしなくても、普段より少し減らすだけで、アナタ もちゃんと痩せるのです。

なのに、多くの方が無計画で間違った思考に陥ります。 ダイエットに備えて陥りやすい思考が 『太った自分に罰を与える』 『今までの負けを取り戻す』 『根性つけて怠けた自分を変える』 『夏までに何キロ痩せる』

そんな気持ちになるから、 『夕飯抜き!』 『肉は鶏肉だけ!』 『早朝ジョギング!』 そんな出来もしない、無謀なことに挑戦してしまうのです。

それはカロリーで考えれば、普段の食事が 1 日 3000 キロカロリーの人が、明日から急に 1500 キロカロリー に挑戦するようなものです。 そんなこと、できなくて当然です。

痩せるか痩せないかに 『辛かった・頑張った・我慢した』は関係ありません。 必要なのは『痩せることを続ける』だけです。

ここでモデル化して考えてみましょう

・太っている 人よりたくさん食べる(もしくは、運動しない) ・標準体型 標準的な量を食べる(もしくは、運動をする) ・痩せている 少ししか食べない(もしくは、激しい運動をする)

世の中の数多くのダイエット法は 【太っている人は、痩せている人の真似をして、標準体型になろう】 と言うものです。

これが間違いです。

太っている人は、標準的な量の食事ですら我慢できないし、運動したくないから、太っているのです。

そして標準体型の人ですら、痩せている人の少ない食事や、激しい運動は辛いのです。

それであれば、標準的な食事や運動すら出来ない結果として太った人が、痩せている人の少ない食事や 激しい運動なんて、出来ないのは当たり前です。

並盛じゃ我慢できないから、いつも大盛り食べている人が、『夕飯抜き』とか『炭水化物抜き』とか『焼肉 禁止』なんて、出来る訳ありません。

他のことに置き換えてみましょう。 ・自動車免許も取れない人が、 F1 レーサーになろうとする、 ・プールで泳げない人が、荒れた海で遠泳をしようとする、 ・絵が下手な人が、画家や漫画家を目指そうとする。

そんなことをしても、上手く行かないに決まっています。 ダイエットも同じです。もしもアナタが 『人より努力して取り戻す』 とか 『怠けた身体に罰を与えないと痩せられない』 そう思っているならば、目を覚ましましょう。

そんなことを考えるからこそ、ダイエットは失敗するのです。

そんな根拠のない考え(思い込み)は、今すぐ捨ててください。

太っている人は、まずは普通の人になる努力をしましょう。 例えば大盛りを食べるアナタは、まずは並盛にするのがスタートラインです。 ※ちなみに今が並盛りなら、ご飯少なめです。

「大盛り無料なのに、並なんて損」なんて考えないで、勇気を出して、並にしてみましょう。 そのときは「大盛り食べて、太り続ける毎日こそが損」と考えましょう。

もし今のアナタが毎日 3 食、特盛を食べているなら、大盛りでも構いません。 でも「毎日大盛り食べるなんて、ダイエットじゃない」と思いますか?

では、計算してみましょう。 某牛丼チェーンのメニュー参考にすると特盛と大盛りで 170 キロカロリーほどの差があります。 1 日 3 回で 500 キロカロリーの差があります。 特盛は 1000 キロカロリー程度ですから、 1 日 3000 キロロリーから 2500 キロカロリーに減らす事ができま す。 1 ヶ月続けると 1 万 5000 キロカロリーの差が生まれます。 脂肪 1 キログラムのカロリーは、およそ 7200 キロカロリーですから、 1 ヶ月で 2.08 キログラムの脂肪に相当 することになります。

そのまま続ければ、 1 年で 25 キログラムの脂肪に相当する摂取カロリーの削減ですから、これは立派なダ イエットですね。

しかも特盛から大盛りにするなんて簡単です。アナタは、割と普通の体格の人のだと思われます。 とても背が高いとか、運動選手や、特殊な体質の方は少ない筈です。

普通の体型と体質の方なら、いくら太っていても、 1 日 3 回大盛りを食べて、体を壊したり、体力が落ち たりすることはなく、 むしろ「大盛りでも全然お腹すかないな」 「今まで特盛を食べてた時は最後苦しかったな」 と言ったように、『食事量の節制に対する安心感』が生まれます。 これが不安の無い、ダイエットの良いスタートになるのです。

やがて体重が減り始め、身体が少しスッキリしてくれば 「少しだけど、私もちゃんと痩せることが出来るじゃないか」「ちゃんと食生活の管理が出来るじゃないか」と 『痩せられる実感』が生まれます。

そしたら後は順当に進んでいけば良いのです。 「今日は夕飯だけ並にしてみようかな」 「昨日の夕飯は並でも大丈夫だったから、朝と昼も並にしてみようかな」 「並盛りでも最後は苦しい感じがするから、次は“ご飯少なめ”にしてもらおうかな」

このように順序立ててやっていけば、特盛から並盛で 1 日 1000 キロカロリーも節制でき、特盛を食べ続け てきた頃に比べて月に 3 万キロカロリー、年間 36 万キロカロリー(脂肪 50 キログラム相当)も抑えることが 出来ます。

その削減量を、そのまま体重に当てはめてみると、 3 食特盛食べると体重 100 キロになる人は、 3 食大盛りにすれば体重 75 キロなり、 3 食並盛の頃には体重 50 キロになる訳です。

アナタ自身が、自分の食欲に合わせて調整した食事量で痩せたなら、それからもそのように調整しながら食べ続け、標準的な体型でいることは、難しいことではありません。

他人が考えたヘルシーな献立は辛いものですが、アナタが自然に食べたいものを選び、その量を控えめに するのは、想像以上に辛くありません。

適量で痩せた後に『つい大盛り食べちゃった時』の対応は、 『焦らず今後も適量を続ける』だけで良いのです。 適切な食事量を続けていれば、余剰分は時間が解決してくれます。

それに比べてダイエットで陥りがちな 『野菜だけ』 『コンニャクとブロッコリー』 『夕飯抜き』が、 いかに難しくて失敗しやすいか、不健康でリバウンドしやすいかは、比べるまでもありません。

根性で乗り越えなければいけない課題など、ダイエットには無く、それはむしろ失敗に繋がります。 アナタの趣向に合わせて食べ物を選択し、まずは量を控えめにしましょう。 根性で乗り越える過酷な課題などは、忘れてください。

 

体質なんか理由にならない

世の中には、大きく分けると下記の (A)(B)(C) の三種類の人がいます (A) たっぷり食べても痩せている人 (B) たっぷり食べているのに、翌日減らすなど、体型をコントロールする人 (C) たっぷり食べたら、食べた分だけ太る人

(A) の人は言わばダイエットの天才です。 世の中には素人なのに、才能や素質だけでプロ並の事が出来る天才がいます。タップリ食べて、運動もし ないで痩せている人は、ダイエットの天才です。 才能や素質がそれを実現している特殊な人なので、真似しようとして出来るものではありません。

(C) の人は (A) の人に憧れるでしょうが、狩猟採集民族だった時代に (A) の人は、すぐ餓死してしまった でしょう。 現代でも、例えば遭難した場合は同様です。

でも現代人のアナタからすれば「狩猟採集民の時代や、遭難した場合なんて、知らないよ!関係ないで しょ!」と言いたいところですが、 人間の体を構成する遺伝子は、たった数十年の現代の日本社会の価値観なんて知りません。 150 万年で培われた、生存競争の賜物です。

遺伝子は一つの要因で種が絶滅しないように、色んな種類の遺伝子を後世に残せるように、バランスをと っています。

仮に今後、飢餓の時代が来たら、 (A) の人は餓死の恐怖に怯えながら (C) の人に憧れるでしょうし、現 代でも貧困地域では、太めの人がモテたりします。

だから、【人間は平等ではない。多様性や不公平というものが存在するが、それは生物の特性上仕方が ない。】 そう理解して、自分の体質は受け入れましょう。

頑張って食べても太らない体質の人や、忙しくても運動に出かけてしまうスポーツマンと、太っている自分を 比べること自体が無意味なのです。

それに多大な努力と時間をかけて、体質を変化させる事が出来たとしても、それが半永久的に維持され ることはありません。

例えばインナーマッスルを鍛えて、基礎代謝量をアップさせるダイエット法がありますが、 太った人が鍛えて痩せて、それ以上続けても痩せなくなってからも、インナーマッスルの維持に努められます か? 無理でしょうね。

なぜなら、頑張ってインナーマッスルを鍛えて痩せたような人は、痩せたらすぐにやめて、だんだん元に戻り、リバウンドしてしまいます。

インナーマッスルトレーニングで痩せ続けられる人は、インナーマッスルを鍛え続けるのが大好きで、自発的 にスタイルが維持できるような人です。 そういう人は現時点で太っていません。

だから、「私は食べたら太る (C) だ」と思った方は (A) を諦めてください。 アナタは『コントロールできる (B) 』になる事を目標にしてください。

それを助ける方法、そのハードルを下げて容易にする方法、根性論に頼らない方法ならば、たくさんありま す。

しかも、自分の体質に合わせてセルフコントロールするのは、意外なほど簡単です。

先ほどの『大盛りを並盛にする』という方法はとっても簡単ですが、これも (B) なのです。

世の中の『食べても太らない人』の多くは天才型の (A) ではなく、コントロール出来る (B) なのです。

(B) の人は「さっきお腹いっぱい食べたから今日は晩御飯は食べなくて良いや」の様に、気軽な気持ちでコ ントロールしています。 実は必要以上に食べていないのです。

(C) の人は「お腹が空いてないけど 3 食必ず残さず食べるのが正しい!」と思い込んで、頑張って太って いる人が多いのです。

(B) は『今日の夕飯は納豆だけ』とか『プロテインに置き換える』なんて大変なことではないのです。 それでは続かないですし、むしろその反動がリバウンドになるため、そんな大変なことをしてはいけません。 “大変”や“難しい”や“頑張る”は、失敗への近道です。

キーワードは『簡単』『昨日の自分の反省』の 2 つです。

例えば ・馴染みのラーメン屋さんだからスープ飲み干しちゃった ・お腹いっぱいなのに、惰性でつまんじゃったオツマミ ・一口飲んで満足したのに、飲みきった炭酸飲料 ・オカズも無くなってご飯余ったけど、味噌汁でかきこんだご飯

まずはそう言った『お腹いっぱいなのに食べちゃった』と言った『食べなくてよかったもの』をやめて行けばいいの です。

食事の最中に『もう、お腹がいっぱいだから残そう』で良いんです。 残すのに抵抗があるなら、残したことを反省して、次から少なめにしましょう。

どうしても食べたいハイカロリーな好物は、気にせず食べましょう。 但し「また今度食べればいいや」と考えて『標準的な量』にしましょう。

この方法ならば、”体質”は問題になりません。 今のアナタの食生活から要らないものを減らせば、減らした分だけアナタは痩せるのです。 それはアナタと”体質”が違う人の食事や運動を参考にしないため、難しくないのです。 アナタの中で最も簡単な方法を選択することが可能ですし、それは最も効果的でもあります。

それに比べて、栄養士やベジタリアンが考えたヘルシーな献立を食べ続けるのはとても難しいですし、 インストラクターの考えた運動を習慣づけることは、もっと難しいものです。

世の中のダイエット法を続けるがとっても難しい(失敗する)のは【今のアナタを基準にしていないから】です。 だから世の中には、手軽に知ることが出来るダイエット法がいっぱいあるのに、体型に悩む人がもいっぱい 居るのです。

もっともらしい食事や運動に惑わされずに、アナタだけが、今のアナタを基準にして、適切なダイエットをする ことが出来ます。

そしてアナタがちゃんとした知識をつければ、面倒なスケジュールを組み上げなくても、自然に日常で実践 出来ます。

先程から挙げている例のように、お昼にいつも定食屋さんで、ご飯を大盛にしていたら、明日から並盛にし ましょう。

並盛に慣れ、体重が減り、そして体重が減らなくなったら、次は”ごはん少なめ”にしてみましょう。

「それじゃあ、後でお腹がすいちゃう。」と思い、不安になりますか?

じゃあ後でお腹が空いた時は、間食しましょう。 回数制限はありません。 お腹が空いたら、何度でも間食をしましょう。 チョコバーでも、クッキーでもなんでも良いですよ、食べたいものにしましょう。 これで不安も解消です。 これからはお腹の空かない毎日が待っています。

しかし「間食」と聞いて違和感を憶えた人も多いでしょう。 「ダイエット中に間食しちゃ駄目なのでは?」と考えた人も多いはずです。

でも、なぜ間食をしちゃ駄目なのですか? 間食をすると太る? そんなことはありません。

まず前段階で、食事の量を減らしているので、間食をしても総カロリーは大して変わりませんね。 むしろ総カロリーが減る場合が多いはずです。

次に血糖値の変動の落差が、脂肪の蓄積と、空腹感を生み出すことを知りましょう。

数時間ぶりの食事に、白いご飯をかきこむと「じわ~」と、満足感が生まれますが、あれが脳では脂肪を作 る命令を出す瞬間でもあり、その後の空腹感を作っているのです。

つまり、一食の量が多ければ多いほど太りやすく、 量が少なければ少ないほど太り難いのです。 そして、食事の回数は少ないほど太りやすく、 回数が多いほど太り難いのです。

だからこそ間食をして、こまめに食べていれば、人間はお腹が空きにくくなります。 お腹が空きにくくなれば、自然に 1 日の総摂取カロリーも減ります。 食事の種類も自由ですし、お腹が空いたら食べるだけなんて、とっても簡単です。

子供の頃「そんなにオヤツを食べると、夕飯が入らなくなる」と、言われた事はありますか? ならば、それを逆手に取りましょう。

オヤツを食べて夕飯の量が減れば、先ほどの血糖値の理由で、ダイエットでは有利です。

むしろお腹が空いて、必要以上に食べる事を予防するために、前もってオヤツを食べたって良いんです。

カバンの中に、消費期限の長くて、簡単に食べられるお菓子を入れておき、お腹がすいた時は遠慮なく食 べましょう。

もしかして 1 日 3 回のちゃんとした食事に、まだ未練がありますか? 『間食しないで、ちゃんとしたご飯を 3 回食べるのが良い』と言う人はいっぱい居ますね。

では、その 1 日 3 回の食事は、そもそも近代の習慣だと御存知でしょうか? 1 日 2 食の時代に、発明家のエジソンが自社製品のトースターを売るために「 1 日 3 食が最も健康に良 い」と話したことが、新聞記事となって広まったという説が有力です。

※《当時は電気インフラが整い始めた時代で、コンビニもありません。 食事はレストランに行くか、家で作る時代です。 冷蔵庫も珍しいので、材料を買いに行かなければ家で食事は作れません。 食事回数を増やすのは今よりずっと難しかったのです。 そんな時代に買い置きのパンで温かいトーストが作れる電気トースターは、食事回数を増やすのに大変 便利な商品で、広く普及することになりました。》そして今現在も、『 1 日 3 食が絶対に健康に良い』という、確実な根拠はありません。

それでも間食に不健康そうな抵抗感があるでしょうか?

大盛りやおかわりをして、血糖値を大きく変動させ、インシュリンをたくさん出して、脂肪まみれの体になり、 やがては糖尿病や脳梗塞などの疾患を抱えるより、 お昼を控えめにして、後で小腹が空いた時にチョコバーでも食べ、夕飯も程々にして、少しずつ自然に痩 せた方が、よっぽど健康的です。

今のアナタの体型は、今の食生活で維持されています。

もしアナタがテレビで、ドーナツを毎日 20 個も食べる体重 150 キロの人を見たら「この人はこんな食生活 をしてるから 150 キロもあるんだ。ドーナツを少し減らすだけで痩せるのに、なんでそうしないのだろう?」と思 いませんか?

更に「なぜ途切れることなく、一つ食べ終えたら、すぐに次を手にとるんだろう。 1 個食べたら少し待って、 『本当に食べたいかな』と考えてみれば、簡単に数を減らせるだろう」と思いませんか?

その論法を、今のアナタに置き換えてみましょう。

Q1 お休みの日、一日中家にいてあまりお腹が空いてないのに「食事の時間だから」といって、いつも通りの 量を食べていませんか? A1 時間では無く、お腹と相談して量を調整しましょう。

Q2 食べている最中に「苦しい」と思っても、「もったいない」と思って、無理して残さず食べていませんか? A2 もったいなくても残し、それを反省し、次は残さない量を用意しましょう。

Q3 就寝直前に食事をしていませんか? A3 時間や都合もあるでしょうが、就寝時間より 3 時間以上前に食事は済ませましょう。 人間には寝ている間に、身体の脂肪を糖に変換する機能が備わっています。 よく寝れた日は、起床後にあまり空腹を感じない日はありませんか? 朝ごはんを食べなくても活動できるのは、この機能のおかげです。 就寝 3 時間以前に食事済ませ、快適な睡眠が遅れていれば、寝ている間に痩せるのです。 でも就寝 3 時間以内に食事をすると、せっかくのその機能が働かずに、痩せる機会を逃し、毎日寝ている 間に太るのです。 例えば夜遅くまで居酒屋に居るのであれば、軽く夕飯を食べてから居酒屋に行き、夜遅くまでたくさん食 べるのを防ぎましょう。

これら食生活の調整や生活習慣の対策を簡単にし、現実的にする方法が先ほどの間食。 食事の回数制限の撤廃です。

お腹が空いたら軽く食べて、空腹感を抑えましょう。

ダイエットに我慢は不要です。 必要なのは自分の生活に合わせて、食事をコントロールする事です。 その為に自分の今の食生活を見直して、工夫していきましょう。

夕飯にお肉を食べに行くとき、「せっかくだから」と、お腹いっぱいお肉を食べたら、ほとんどが余分な栄養と して、脂肪になってしまいます。 それなら、お昼にもお肉を食べておけば、お肉を食べたい衝動は簡単に抑えることが出来ます。

また、アナタは栄養のバランス考えていませんか? アナタは栄養士やお医者さんでしょうか? もし違うなら、考えるのをやめましょう。

人間は、身体に必要な栄養素を含む食べ物は「食べたい」と思います。 だから食べたいものを食べましょう。

「体に良いらしい」なんて理由で、食べたくもないものを食べても、それは余分なカロリーになります。

食べたいものを食べないと、欲しい栄養が身体に入ってこないので、いつまでもお腹が空いたままで、つい 食べてしまいます。

例えばテレビで、とても太ったタレントさんが「牛肉や豚肉が駄目で、ほとんど炭水化物ばっかり」と発言し ていました。 炭水化物はエネルギーですから、タンパク質やミネラル、ビタミン等の、身体に必要な栄養を摂ることが出 来ません。 だからたくさん食べてしまいます。

食べたいものをちょうど良い量食べて、お腹が空いたら、またそのとき食べたい量を食べる。 これが本来の自然で理想的な食生活です。

科学的な根拠のない習慣や、余計な情報に惑わされて、変な事をすると、太ることに繋がります。

根拠のない固定概念を捨て、今の食生活から、少しずつ不要な部分をそぎ落とし、必要な分だけ足す のは、『根性で夕飯抜き』より簡単に出来ます。

そして、他人が考えたダイエットレシピは、今までの自分と大きな違いがあります。 違いの大きさが、苦痛の大きさです。

そんな大きな苦痛より、今まで自然と選んで食べてきた食生活を見直して、「これは余計だな」という部分 をそぎ落とす。

食べ足りない時は、おかわりをしないで、「また後で少し食べれば良い」と考えて、控えめな量の食事をす る。

1 日 3 食なんか忘れて、食べたい時は間食したりして、何回でも食べる。

これでたくさん食べる肥満体の人は、標準的な量の食事をする、標準体型になります。

標準体型だけど、もっと絞ってモデルのような体型になりたい人も同じです。 普段の食事から、少し控えていけばいいのです。

憧れの体型のモデルとアナタの体質は違いますから、モデルの食生活を真似ても苦痛になるだけです。 今のアナタから少しずつ減らせるところから減らしていけば、モデルのように痩せることだって可能です。 減らした分お腹が空いたら、ちょっとした間食をすれば続けることが出来るはずです。

それは『モデルの真似をしてササミと野菜スープばかりの毎日』よりずっと簡単で健康的なことです。

こうやって、食べたいものを控えめに食べる方法は、リバウンドしません。

目標体重になるまで我慢するわけではなく、食生活を少しずつ無理なく修正していって、後から体型が目 標に至るからです。

1 日だけの付き合いとか、年末太りも、一時的なものですから、「とりもどす」などと考えて、特別なことはし なくていいのです。 それはリバウンドに繋がります。

普段の食事がちゃんとコントロール出来ているならば、1時的に増加した体重も、しばらくすればまた元に 戻ります。

 

運動するとリバウンドする

元お相撲さんが、相撲の訓練方法を取り入れたダイエット本を出しました。 その人がテレビで本の宣伝をする時「運動しないダイエットはリバウンドするからね」と言っていました。

実際はそんなことありません。

運動をすれば、体の中の血糖が消費され、足りなくなった分は脂肪を糖新生して補います。 今まで通り食べていても、運動すれば、その分人間は痩せます。

しかし体重が減る分、重りが減って運動強度も落ち、消費カロリーも減り続けます。

やがて運動しても痩せなくなりますが、その頃にはだいぶ痩せて普通の体型になっています。

それは一見良い事のようですが、違います。 実感のなくなってしまった運動を、大多数の方がここで止めてしまいます。

「今まで何千時間も走ったおかげで、ダイエットのゴールに辿り着いた」と勘違いしてしまうからです。

しかもダイエットしなければいけなかった、太った方というのは、本来は自発的に運動をする人ではありませ ん。 運動もしないで食べ続ける事を自然選択した結果、太った人です。 そしてダイエットのために、仕方なく運動をした人です。

だから、痩せたら運動をやめてしまいます。

それでも運動した分体質は改善されましたから、しばらくは太りにくい状態が続きます。

しかし、心肺機能や筋肉は、日に日に弱ってしまいます。 そして体重が落ちた分 生活の消費カロリーは下がっています。 そして食事は見直してないので、量は昔と変わりません。

だんだん落ちる筋力と心肺機能、生活消費カロリーを超える摂取カロリー。 当然リバウンドします。 客観的に見れば当たり前のことです。

中年太りのおじさん達の多くが、昔は運動部のスポーツ青年だったのはこういうことです。

これが運動して痩せた人に待っている現実の結果です。

そして後に残るのは「あれだけ運動して痩せたのに、元に戻ってしまった、私はダイエットなんて出来ないん だ、太りやすい体質なんだ。」と思い込み、もうダイエットをやめてしまうことです。

この場合、痩せた自分の体重を維持できる運動量を探す作業をすれば、運動でもリバウンドは防げま す。

例えば「毎日 30 分走れば痩せた体型を維持できる、 20 分にすると少し太り始める。」といったように、調 査するのです。

しかし、それでも毎日運動し続けなければ、太ることに変わりはありません。 食事を見直さなければ、運動する義務からは生涯逃れられないのです。

これらのことから、元お相撲さんの言うように「運動しないダイエットはリバウンドする」どころか、 「運動してダイエットするなら、運動を続けないと必ずリバウンドする」 と言うことがわかります。

しかも運動はダイエットに向きません。

もともと運動しない人が運動を続けるのは、精神的にとても大変です。 毎日”やる”か ”やらないか”の二択を迫られることになるので、何かにつけて理由が出来て、やらなくなっ てしまいます。 「明日も早いから」 「膝が痛いから」 「近所の人に見られるから」 「今日は疲れてるから」 「最近忙しいから」 「風邪気味だから」 「雨降ってるから」

しかも運動をしなくても、人は死にません。 現代の生活において、運動はオマケや遊びでしかないのです。

痩せるための手段として、したくもない運動をするのは、すぐにでもやめたい無意味な行為に等しいので す。 そして運動は、やらなければ『さぼり』や『挫折』という認識になり、 「またサボっちゃった、もういいや」とやめてしまいます。

世の中の大半の人が『 1 日たった 5 分で痩せられる運動』ですら続けられないのは、こういうことなので す。

しかも太った人が運動をすると関節等を痛めますし、靴や衣類も激しく消耗します。 危険だし勿体無いから、運動は嫌なら辞めましょう。

『痩せたら身体が軽くなって、きっと運動したら楽しいだろうな』そう思っておく程度で良いのです。

また、『 20 分以上の有酸素運動』を誤解している人がたくさん居ます。 実際に「 20 分以上の有酸素運動を続けないと脂肪は燃えないんだよ。 20 分未満じゃ意味ないんだよ」 と教え口調で話している人を複数人見かけました。

しかしそれは間違っています。

そもそも 20 分以上の有酸素運動とは何でしょうか?

ジャージに着替えてジョギングを初めてから 20 分なのでしょうか? 普段着で家事をしたり、オシャレをして買い物に出かけても、それは有酸素運動にならないのでしょうか?

また更に「 20 分経たないと燃えない」とは、どれくらい厳密な話なのでしょうか? 19 分ごとに 1 分休憩したら、 1 日 2 時間ジョギングしても、意味がないのでしょうか?

もちろんそんなことはありません。

正しくは「 20 分以上の有酸素運動をすると、効率よく脂肪を消費し始める」と言うことであって、そうしな ければ消費しないわけではありません。

しかも近年では「日常的にスポーツをしている体育大学の生徒等で調べた結果であって、一般人は運動 し始めた早い段階で、脂肪を消費し始めている」という説もあります。

そもそも体に蓄積された脂肪は、運動以外でもちゃんと消費されます。 座っていようが、寝ていようが、体温を維持したり、身体の活動を続けるために、脂肪は少しずつ減りま す。 先ほどの家事や外出のように、生活していればスポーツ以外でも脂肪は消費します。 有酸素運動は、その消費量を増やす 1 要素に過ぎません。 ジョギング等の有酸素運動の実態は、カロリー消費のオマケというわけです。

歪曲された俗説に惑わされずに、運動という行為を『ダイエットに必ず必要なこと』だと勘違いしないように しましょう。 運動することは別に偉いことでもなんでもありません。 ダイエットに大切なのは『健康的に痩せてリバウンドしないこと』であって『頑張って運動したかどうか』は関 係ありません。

太る原因は、『生活に合わない量の食事』つまり『食べ過ぎ』です。 運動不足は肥満の原因ではなく、要因の一つでしか無いのです。 まず、どんなスポーツマンも食べ過ぎれば太ります。 『いくら食べても太らない人』は『たくさん食べても太らない人』であって、その人が更に食べれば太ります。

まず『痩せてるスポーツマン』が痩せているのは『日頃の運動量に適した量の食事をしてる』から痩せていま す。 当たり前の話ですが、同じ運動量のまま、その人が 2 倍食べたら太ります。 つまり、痩せている理由は『食事の量が適正だから』です。 運動は要因ですね。

次に 『運動しているのに太っている人』が太っている原因は明らかに『食べ過ぎ』です。

運動量が足りないから太っているわけではありません。 『食事の量が適正じゃないから、太っている』のです。 この人が食事の量を半分にしたら痩せますね?

次に 『ほとんど運動していないのに痩せている人』が痩せている理由は『食事の量が適正だから』です。 ここで『体質』と言う人が多いのですが、この人も今の 2 倍食べれば太りますね?では食べ過ぎていないだ けです。

『体質』は人それぞれです。 生活も食事も運動も人それぞれです。 人それぞれに適合するのは『頑張って運動すること』では無く、『人それぞれの生活に適切な量の食事 量』です。 世の中の痩せてる人は全員スポーツマンですか? そんなわけありませんね。

最後に 『ろくに運動しないでしっかり食べて太っている人』の肥満の原因は何でしょう? もちろん『食べ過ぎ』です。 この人だけ『運動不足』なわけがありません。 『運動不足な普段の生活』に対して、食べ過ぎているから太っているんです。

ここで「運動を増やしても良いのではないか?」と思う人も多いのですが、先に説明した通り、運動で消費 するのは凄く大変な上に、運動は消費カロリーを増やす 1 要素に過ぎません。

更に、運動で痩せたら、食べ過ぎた分を運動で消費することになるので、根本的な原因『食べ過ぎ』を見 直すことも難しくなります。 それは運動をやめた時のリバウンドに繋がります。

『運動不足の生活を続け、食べ過ぎも続けて太った人』が、運動を続けて痩せるのは無謀です。

しかし、食べ過ぎの食事は、『大盛りを並盛りにして、後で間食する』等、案外簡単に量を控えることが出 来ます。 そして、食べ過ぎた日があっても、焦らずに控え続ければ良いだけです。

それと違って運動は、『毎回腰を上げて運動する』と言う行為を、時間と労力を費やして、やらなければい けないのです。

それは、食事を注文するときに「大盛り」と言っていたのを「並盛り」にする労力とは、比較にならないほど 大変なことです。

これらのことを考えると、運動とは、別に偉いことでもないし、ダイエットに絶対に必要ではないし、太った人 が受けなければいけない罰でもないのです。

運動は、痩せたい人ではなく、運動したい人がすれば良い事です。

『食べ過ぎたから運動する』のは偉くもなんともありません。 原因から目を背けています。

そもそも『日頃から必要以上に食べた結果』である肥満に対して、 原因の食事を見直さずに、慣れない運動で取り返そうという行為は、見当違いです。

『食べ過ぎて太ったから毎日 1 時間ジョギングする』のは、 まるで『無駄遣いして足りなくなったお金を、土日もアルバイトして穴埋めしよう』という浅ましい考えに似て います。

お金が足りない原因は、給料の額ではなく無駄遣いです。 バイトをしても無駄遣いを続けていては、お金が足りなくなります。 最初は良くても、バイトをいつまでも続けていたり、バイトを増やしてはいつか無理が来るでしょう。 会社にバレて処分されるかもしれませんし、疲労がたまって本業が疎かになるかもしれません。

その悪循環から抜け出す適切な方法は、無駄遣いを見直して、給料に合わせたお金の使い方が出来る ようになることです。

同じように、肥満の原因『食べ過ぎ』を見直して、アナタの生活に合わせた適切な量の食事をすることが、 正しいダイエットです。

食べ過ぎを見直さないうちから『運動が偉い、運動は努力』これは勘違いです。 『足りないお金を、会社に内緒でアルバイトをしてお金を稼いでいる私は、努力していて偉い』と同じくらい の勘違いです。

給料に合わせたお金の使い方ができるようになってから、 『今の仕事を頑張ったり、勉強をして、昇進や、キャリアアップの転職を目指す』これは立派だと思います。 それと『会社に内緒でバイト』は全然違います。

『スポーツが大好きで、たくさんスポーツを楽しみたいから、しっかり食べる』これは健康的で良いことです。 それと『たくさん食べ過ぎて太ったから、痩せるために運動する』は、動機も目的も全然違います。 だから運動してダイエットするのは、失敗しやすいのです。

『食べ過ぎて太ったから、食べ過ぎを見なおして、食事を適量にしよう』この方が自然で、ずっと簡単です。

ここで「運動しないで食事を減らしてダイエットなんて不健康そう」と言う人が居ます。 しかし、それも思い込みです。 それと比べるべきは『食べ過ぎて太っている人』です。

『食べ過ぎて太っている人』が、食事の量を適量にして痩せて、いったい何が不健康なのでしょうか?

「不健康そう」だと思った人は『しっかり食べて、しっかり運動する、健康的なスポーツマン』を比較していま せんか? それは極端過ぎる比較です。

そういう極端な“理想”と比較するから、多くの人が『豆腐だけ食べてジョギングする』のような、過酷で無謀 なダイエットに挑んで、失敗するのです。

『食べ過ぎて太っている人』が痩せるために必要なのは『食べ過ぎ』を止めるだけです。 『健康的なスポーツマン』は関係ありません。

また、かっこ良い体型で痩せたいなら、有酸素運動より、筋トレをしたほうが、短時間で出来るし、ずっと 効果的です。 食事を見直して食べ過ぎをやめたら、カロリー消費のジョギングが不要になりますから、浮いた時間で筋ト レをして、カッコイイ体型を作ったほうが、よっぽど生産的です。

更にカロリー消費のジョギングをサボるとダイエットの挫折に繋がりますが、筋トレはサボっても筋力が向上 しないだけで、ダイエットの挫折にはなりません。

ツケ払いに奔放するような行為(出来もしない運動)を、努力や偉いことだと都合よく勘違いするのはやめ て、今のアナタが太っている原因『生活に適さない量の食事、食べ過ぎ』に向きあいましょう。

もちろん運動は全く否定しません。 運動がしたい人は好きなだけ運動しましょう。 運動自体は健康にも消費カロリーにも良い作用があります。 でも『食べ過ぎを見直すのが嫌だから、運動して今までどおり食べたい』は、リバウンドするのでやめましょ う。

 

食事は減らすのではなく、正す。

今度は食事も考えてみましょう。 「少食ダイエット」や「偏食ダイエット」もよくある間違いです。

摂取カロリーを減らせば、痩せるのは当然です。 人間は食事ができなければ、痩せて行き、最終的には死んでしまいます。 そもそも、それを防ぐために、身体に脂肪を蓄えているのです。

人間は有酸素運動をしなくても、食事を減らすだけで痩せることが可能です。 でも多くの人が『極端な低カロリーにしないと痩せない』と思い込んでいます。 食べ過ぎを少しずつ見直していけば、健康的に痩せることが出来るのですが、多くの人が『自分の食べ過 ぎと向き合っておらず、食べ過ぎを自覚してない』為、それをせずに『極端な低カロリー』や『お豆腐だけ』 等、極端な我慢の食生活を始めてしまいます。

仮にこの我慢の食生活を続ければ、体調を崩しながらも痩せて行きます。

しかし、これも痩せるに伴って痩せにくくなり、変化しないところまで来るのです。

そうすると「食事を我慢し続けたおかげで、やっとダイエットのゴールに着いたんだ!これでごちそうが食べら れる!」と勘違いして、摂取カロリーを増やしてしまいます。

運動をやめるのと同じで、当然リバウンドします。

カロリー制限をして痩せても、摂取カロリーを増やしたら元通り。 好物を我慢して痩せても、また食べたら元通り。

これは分析するまでもなく、当たり前ですね。

近年流行した、『毎日全ての食事をメモするダイエット法』も同じです。 提唱者は 1 年で完璧に痩せ、テレビ等でもたくさん取り上げられました。

しかし、その人は出版後にだんだん太り始めて、 2013 年現在は、明らかに肥満体型になってしまいまし た。

その人は、食事や運動の概念に関して、正しい考察もしていたのですが、大きな間違いが 2 つありました

1 つ目は 『自身の年齢等の条件を元に、 1 日に必要な摂取カロリーを割り出し、カロリー制限を始めたこと』

2 つ目は 『十分に痩せた時点で、摂取カロリーを増やしてしまったこと』

この提唱者が実践していたのは、斬新なダイエット法ではなく、実際は『食事を我慢して痩せる、少食ダイ エット』であり、 『痩せた後はまた食べたいだけ食べる』と言う過ちを原因にリバウンドしたのです。

提唱者の最大の間違いは、その平均摂取カロリーへの制限です。

これは他人との比較であり、今の自分を基準としていないから、とても大変で、続けられるわけがありませ ん。

他人と自分の体質や生活は違います。 『 1500 キロカロリー』等と言う、“ただの数字”を元にしては、 「お腹が空いたけど、今日はもう食べなれないから辛い」 「この料理美味しそうだから食べたいけど、 1000 キロカロリーもあるから食べられないから辛い」 と、辛いことの連続です。

しかも、その辛さを乗り越えて、痩せたとしても、 『 1500 キロカロリーに合わせてやつれて痩せた体』に 2000 キロカロリーを与えたら、太るのは当たり前で す。

『 1500 キロカロリーに制限して痩せる人は、一生 1500 キロカロリーに制限して、食事のメモとカロリー計算 を続けながら余生を暮らす』しか、無いのです。

しかもやせ衰えて行く度に、元気はなくなり、加齢も進み、消費カロリーは減り続けますから、太りやすくな り、カロリー制限もますますきつくなるばかりです。

このように食事メモ+カロリー制限ダイエットは穴だらけの理論で、実践してもリバンド予備軍になり、提唱 者の様にリバウンドするでしょう。 食事を低カロリーにしてダイエットするならば、痩せた後も上手にカロリーをコントロールし続けなければいけ ません。

しかしギリギリまで痩せきった身体からは、原始的な生存本能から強烈な食欲が湧き、コントロールが大 変難しいのです。

しかも余分なエネルギーだけ削いだ場合と違って、単なるカロリー制限では必要な栄養も摂れず、体は弱 り切ってしまい、消費カロリーが少なく、太りやすくなっているため、そこに強烈な飢餓感がプラスされて、極 めてリバウンドしやすいのです。

『食事のメモダイエット』の実情は『終わり無きカロリー制限』なのです。

『食事のメモダイエット』の提唱者も話していたのですが、現代人にとってオマケの運動と違い、食事は毎 日必ず行う行為ですから、 1 日に何回もダイエットするチャンスが有ります。 そのため食事療法は、ダイエットにとても向いています。

それなのに食事メモダイエットの提唱者の様に『カロリー制限をして我慢する』と言う状態では、食事も「食べたい」「我慢できない」「食べちゃった」「失敗した」と言うようになるため、 運動の「やらなきゃ」「苦しい」「サボちゃった」という状態と同じ様になり、 1 日に何度も失敗の可能性が 襲うため、挫折しやすいものになってしまいます。

せっかくの 1 日 3 回のチャンスが、 1 日 3 回の試練になってしまうわけです。

これらの間違い踏まえると、ダイエットは他人や平均値などに惑わされず、『今の自分を見直して、簡単に 減らせる不要な部分だけ減らし、ちゃんと栄養は摂り、後から結果的に痩せた』という方法が、ベストなの です。

食べたいものを食べて栄養(肉・魚・ミネラル・ビタミン)を取り、不要な食べ物を減らしてカロリー(糖・脂 質)を控えます

それならば『もとに戻す』とか『もうやめていい』と言う状況に入らないため、リバウンドが起きません。

変化も少ないので、体に負担が小さく、耐え難い食欲はわきません。 健康を維持しやすいからこそ、モデルの様に体を絞ってもリバウンドしにくく、体型を維持しやすいのです。

そして先ほど紹介した『高カロリーな好物も食べるけれど量は控える』や、 『お腹が空いたら我慢しないで少しだけ食べる』等、ハードルを下げる方法があるのです。

だからこの提唱者の場合は、 1 日の最大摂取カロリーは“定めず”に、自分の食事をメモして、「これは要 らなかったな」と削る行為だけをして、我慢せずに好きなものを食べていれば良かったのです。

『食事メモダイエット』の提唱者もそれに近い考察をしていたので、詰めが甘く、大変惜しい事をしたと思い ます。

『要らないものだけ食べない生活』を継続しても、リバウンドをする要素はありません。 カロリー制限をしていないから、体も弱らず、飢餓の欲求も生まれません。

食べ過ぎた日があっても、それを反省しつつ、極端な事はせずに、その後も要らないものは食べない毎日 を送るだけです。

そうすれば失敗の日があっても、その度に成長して、その失敗を活かし、無理せず少しずつ健康に痩せ て、その提唱者はリバウンドをしなかったでしょう。

これはアナタも同じです。 食べ過ぎたら、反省をして、食べ過ぎない生活を心がけましょう。 食べ過ぎないために無理せず、お腹が空いたら少し食べて、 食べたいものがあるなら、量に気をつけて食べましょう。

食事のメモを取っても脂肪は減りませんし、 不慣れな運動は大した効果がありませんし、 極端な偏食などしても、リバウンドの危険が増します。

自分が太った原因の『食べ過ぎ』から目を逸らさずに、 裏技や抜け道のような奇抜なダイエット法に惑わされずに、 自分が太った原因と向き合いましょう。

 

太る理由

食事の回数を考えてみましょう。

人間が狩猟採集民族だった時代は、食事は数日に 1 食もざらで、餓死することもありました。 貧しい時代と、お相撲さんは一日 2 食。 それに反して、モデルや女優さんの多くは、 1 日 5 食。 ボディービルダーは一日およそ 6 食。

なぜ、痩せている人(脂肪が少ない人)の方が、食事回数が多く、 太っている人(脂肪が多い人)ほど、食事回数が少ないのでしょうか。

これは本来の脂肪の目的を理解していれば、一目瞭然の事実です。

脂肪は人体にとって、最も効率の良いエネルギーです。

効率が良いとは、同じ質量で最もカロリー(エネルギー・熱量)が多いということです。 同じ重さだと、タンパク質と糖に比べ、脂質は倍程度のエネルギーを持っているのです。

そして、体重が増えると身体に負担がかかります。 移動も遅くなるし、同じ距離でも重いほうが疲れます。 生き残るためには、軽くてエネルギー効率が良い物質が求められます。 つまり脂肪です。

例えばキャンプに出かけるとします。 2 リットルのペットボトルを持って移動するより、水に溶かすとジュースになる粉末の方が軽くて小さいため、 楽々持ち運べます。

人間の体はとても良くできているので、糖でもタンパク質でも余分なエネルギーを摂取したら、粉末ジュース のように効率が良い“脂肪”に変換して体中に蓄えることで、餓死しないように進化したのです。

脂肪だけを脂肪にするわけではなく、 お砂糖やお肉も余分な食べ物は脂肪にする機能を備えて、人間は太りやすく、餓死し難くなることが出 来ました。

つまり人間は『太りやすくなることで生き残ってきた』と言えます。

しかも、久しぶりに食事にありついた時や、一度にたくさん食べ過ぎた時ほど、糖を脂肪にするために分泌 されるホルモン“インシュリン”がたくさん出て、脂肪がたくさん作られます。

しかもたくさん食べて、その分泌量が多いほど、インシュリンが減った時(お腹が減った時)との落差が大き いので、激しい飢餓感に襲われるのです。

なぜこのように太りやすくなっているかというと、食事が時々しか出来ない環境では、餓死する可能性が高 いため、 餓死を防ぐ脂肪をたくさん作るために、食べられる時はたくさん食べたくなり、 食べられない時間が長ければ長いほどお腹が空いて、食べ物を強く求めるように、人間はとても合理的に できているのです。

でも現代の日本社会で、普通に生活している人が、餓死することはありません。

歩いて行ける距離にコンビニがあるし、砂糖が入った飲み物が買える自動販売機もたくさんあります。

こんな現代社会で餓死を恐れて、体に脂肪を蓄える必要はありません。

ここで現代人と狩猟採集民のギャップが生まれるわけです。

餓死する恐れのある狩猟採集民の時代は、食べられる時にたくさん食べ、食べ物がなくなると、また食べ 物を探して長い距離を歩きました。 ※一度にたくさん食べて脂肪をつけて、たっぷり有酸素運動していたのです。

そして果物(糖質)を見つけると、お腹がいっぱいでもすぐに食べられるように食欲が湧き、胃にスペースを 開けて果物を食べ、糖質を脂肪に変換して体に蓄えました。 ※現代人も食後に「甘い物は別腹」と言って、デザートを食べる原理がこれです。

つまり、狩猟採集民は『次いつ食事ができるかわからない』為、脂肪を蓄えて、できるだけたくさん移動す るために汗をたくさんかいて体を冷やし、甘いもの(糖質)を見つけたら、お腹がいっぱいでも食べていまし た。

現代人もよく似ていますね。 しかし現代人は、汗をかいてたくさん移動 ( 有酸素運動 ) しなくても、いつでも食事にありつけます。 なのに「お腹がすいたから、お腹いっぱい食べたい!」、 「お腹がいっぱいでも、甘いモノは別腹!」 そう言った衝動は、今でもそのまま残っています。 そして、それらの衝動に身を任せると、太ると言うことです。

この衝動をコントロール出来る人が、痩せている人。 出来ない人が太った人です。

この衝動をコントロールすれば痩せることは簡単です。 我慢は逆効果です。 お腹が空いたら、少し間食しましょう。 我々はそれが出来る時代や環境にいるのですから。

少しの間食で太るわけがありません。 血中の糖の濃度が少し上がり、食欲が落ち着くだけです。 少し間食しただけで脂肪がブクブクと作られるわけではありません。

間食で太るのは、間食でお腹いっぱいにして、その後の食事もしっかりお腹いっぱい食べるから、太るので す。

アナタの周りに『しょっちゅうお菓子を食べているのに痩せてる人』は居ませんか? その人達が痩せているのは『全員が太り難い体質だから』ではありません。 太り難い食事の摂り方をしています。

アナタの周りに『 1 日 3 食、ちゃんとした食事を摂って、お腹が空いても間食はしないのに、太ってる人』は 居ませんか? その人達が太っているのは『全員太りやすい体質だから』ではありません。 太りやすい食事の摂り方をしています。

「間食しないでちゃんと 3 回食べるのが絶対に正しい。間食は太りやすい」 そう思う人は何故そう思うか書き出してみましょう。

何も思いつかないか、思いついたとしても「オヤツを食べないほうが夕飯が美味しく食べられるから」等の、ダ イエットとは関係ない理由ばかりではありませんか?

それに反して、『ちゃんと 3 回食べるのが正しい』の制約を外してしまえばどうでしょう? 間食とは「甘いお菓子を食べましょう」と言う意味ではありません。

野菜が食べたいと思ったら、野菜だけ食べたり、 『夕飯はお魚だけで、白いご飯は食べない』等の自由な食事が出来るようになります。 要らないものを頑張って食べずに、その時食べたい、体に必要なものを適度にに食べる。 一体これの何が不健康なのでしょうか?

アナタが今まで思い込んで、続けていた習慣が、今のアナタの体型を作り出したということが、事実であり、 現実です。 アナタの思い込みと習慣を『太る原因』に照らし合わせてみましょう。

 

基礎代謝なんて気にする必要はない

『基礎代謝を上げて太らない体づくり』 『基礎代謝が上がれば たくさん食べても大丈夫』 『基礎代謝が上がればリバウンドしません』

『基礎代謝』はまるで魔法の言葉ですね。

果たして、本当に基礎代謝が上がれば、たくさんたべても太らないのでしょうか?

まず言葉の定義をきちんと確認してみましょう。

基礎代謝とは 「何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動 で、必要なエネルギーのこと」 です。

成長とともに増え、 10 代後半にピークを迎え、以降は加齢とともに下がるようです。

たしかに基礎代謝が高くなれば、消費カロリーは増え、今までと同じ食事をしても太り難く、痩せることにな るでしょう。

でも、どうすれば基礎代謝が上がり、それを維持できるのでしょうか? 世の中でよく言われていることを考察してみましょう。

A 朝食を食べて朝から体温を上げる これは確かにいい方法です。 お腹がぺこぺこで元気が無い時は体温も下がり、代謝は下がります。 きちんと食事をして、体温を維持するのは、とてもいい事です。

B 体にあった下着で血行をスムーズにする どの程度の効果があるか疑問です。 具体的な数字を探しても見つかりませんでした。 そもそも体を締め付けるような、不愉快な下着を、長い期間にかけて身に着け続ける人は、居ないでしょ う。

C 部屋の温度を下げ過ぎない これも疑問です。 寒い冬は体温を維持するために、消費カロリーは増えますし、 暑い夏は体を保護するために動き難くなり、消費カロリーは減る傾向になります。 活動しやすい快適な適温が一番ですが、これは基礎代謝というより、生活習慣や運動カロリーの問題で す。

D ぬるま湯で半身浴をする 適温で体を温めるのはとてもいい事ですが、それで基礎代謝が向上するという有効なデータはありません。 前述のとおり、汗をかいても出るのは水分で脂肪じゃありませんし、半身浴で温まるのは、お湯の熱であ り、消費されるのはそのエネルギー源のガス等です。 体の内部の血糖や脂肪を消費して温まるわけではありません。 ※脱水により体重は減りますが、脂肪はほとんど減りません。

E 有酸素運動を習慣付けて心肺機能を高める これは有効です。 心肺機能が高まれば、血液と酸素供給にとてもよい効果があります。

しかし結局は有酸素運動を習慣付けなければいけません。 習慣的にランニングやサイクリングが出来る人に向けた方法ですね。 そんな人は基礎代謝なんか気にしなくても、運動してダイエットできる人です。 これの実態は、ただの『習慣的な有酸素運動をして痩せること』です。

そもそも『基礎代謝とやらを活用してダイエットしたい人』の多くは、習慣的な有酸素運動が出来ない人 ( 運動して痩せられない人 ) が、すがるように『基礎代謝』と言う言葉に辿り着くわけですから、 そこで『習慣的な運動をして痩せましょう』では、何の意味もありません。

F 筋トレで筋肉をつけ それを維持する これも有効です。 基礎代謝は体重や筋肉量が大きく影響します。 筋トレをして筋肉を肥大化して、それを維持すれば、たくさん食べても大丈夫です。 むしろ大きな筋肉を持つ人は、こまめに食事をしないと、低血糖で危険な状態になることもあります。 確かにこれなら、たくさん食べても太らない人になれますね。

しかし、これも有酸素運動と同じで、 日頃からトレーニングを重ねて、食事に気を使い、大きな筋肉を維持向上出来る人向けの話です。

そんな習慣は無く、痩せたいけど痩せられない人に対して、 『筋トレを習慣化して痩せましょう』と言っても、多くの人が出来ません。

これらの話を考えると、 太ったから痩せたいけれど『習慣的な筋トレや有酸素運動が出来ない人』にとって『基礎代謝』は何の意 味もありません。 なぜなら『基礎代謝』は魔法の言葉ではなく、着実な努力や生活管理の結果です。

出来ると思う方は試して頂いても構いませんが、 食生活は見直していないのですから、筋トレや運動をやめてしまった時に、 リバウンドが待っていることは忘れないでください。

それよりも今太っている原因である『食べ過ぎ』を見直して、自分が食べたい物を選び、量に気をつけて控 えめに食べて、お腹が空いたら無理せず軽食を取り、自分が自然選択する生活を楽しく快適に過ごして はいかがでしょう。

その方が、気が向いた時にスポーツやトレーニングを楽しむ事にも繋がりますし、基礎代謝の維持や向上 も出来るのではないでしょうか。

世の中の商品の『基礎代謝向上』といった言葉に興味を惹かれるかもしれませんが、高価なドリンクやサ プリメントは本当に必要か、買う前に考えてみましょう。 小さな文字で、※「適切な食事管理も行なっています」と書いてありませんか? 書いてあるなら『食べ過ぎを正したから痩せた』のと同じですね。 万が一その商品を摂り続ける間は、本当に痩せるとしても、摂るのをやめた時にリバウンドはしないのでしょ うか? リバウンドするのであれば、その商品を買い続けなければいけませんね。

また、トレーニング器具は本当に必要ですか? 普段、腕立てや腹筋をしない人が、トレーニング器具を買ったら、急にやる気が出て、見違えるような変 身が出来るのでしょうか? 習慣的に筋トレやジョギングをするようになった上で「もっと効果的に!」と思ってからでも遅くはない筈で す。

アナタが筋トレや有酸素運動でダイエットに失敗したことが有り、わざわざ習慣化するのが嫌ならば、『基 礎代謝』と言う言葉を気にする必要はありません。 『基礎代謝』は魔法の言葉でも、ダイエットの裏技でも、抜け道でもありません。

むしろ『運動しなくても毎日消費するカロリー』の事ですから、基礎代謝とは『人間は運動しなくても痩せる こと』を裏付けています。

『基礎代謝向上』よりもアナタが太っている原因『食べ過ぎ』に目を向けましょう。

 

環境の変化に対応できるダイエット

ダイエットに成功しても、数年でリバウンドする人がたくさん居ます。 期間限定や、根性を要する方法を選択すると、リバウンドしやすいという話をしましたが、 『それなら一生ジョギングすればいいのでは?』 『一生ダイエットメニューでも良いのでは?』と思う人も居るかもしれません。

しかしそれには欠点があります。 それが環境の変化に対応できないという点です。

『ダイエットのために毎日 1 時間のジョギングをして痩せた人』が居たとします。 その人に環境の変化が訪れた場合。 例えば転職や出世して、外回りの営業職から、 1 日の大半をオフィスで過ごす生活になったとします。 そうすると 1 日の消費カロリーが減りますから、リバウンドします。 これが食べ過ぎを見直さずに運動で痩せた結果です。

この場合、外回り分の運動量を加算して、ジョギングを 2 時間半にするなど調整すれば良いのですが、そ れは『日々の食べ過ぎを見直す』よりずっと大変です。

よって多くの人は、それが出来ずにリバウンドします。 ここでリバウンドしないのは『むしろ 1 日 2 時間半ジョギングしたいから今まで通り食べる運動好き』のような 方であり、 言い換えると『運動量を自分で日々管理することが出来るスポーツマン』の事です。

『ダイエットのために 1 日 1 時間のジョギング』と言うルール作りをして、『頑張って続けた結果、痩せること が出来た人』とは、元々違う人達です。

だから『 1 日 1 時間の運動ダイエット』は、 ・続けられずに失敗する ・痩せた時点でやめて失敗する ・環境の変化に適応できずに失敗する と、失敗する要因だらけです。

次に『減量メニュー(ダイエット食品)』を食べて痩せる人のケースを考えましょう。 『ダイエット食品』も大変辛く、続けるのは大変ですが、それでも続けて痩せることが出来たとします。 しかし、その人も引っ越したり転職したり出世して、職場や生活環境が変わって、生活の消費カロリーが 減ったとします。 その結果太り始めます。 今まで参考にしていた『ダイエット食品』では効果が見込めないので、更にカロリーの少ないメニューだけに 絞ったり、食事回数を減らし、夕飯を食べない等の方法を取るでしょう。 その結果、よりダイエットは過酷なものになり、健康を壊し、やめてしまうことに繋がるのです。

ここで、上手に食事を選び、自分の生活の変化に合わせて臨機応変に食事管理が出来るような人であれば、太ることはないでしょう。 しかし『ダイエットメニュー本』や『低カロリーのダイエット食品』を買って使うという選択をした人は、それが出 来ません。

このように過酷で不適切な『方法』を選択すると、ダイエットに終わりはなく、きっかけ次第ですぐにリバウン ドしてしまいます。

病気などの特例を除いて、太ってる人の原因である『食べ過ぎ』を見直すのは、簡単で健康です。

環境の変化が訪れても、アナタが自分の体調と食欲にあわせて、 『今日はお腹が空いていないから夕飯は、お魚とサラダだけでいいや』 『お腹いっぱいだからオカズは残して明日食べよう』 このように、控えめの食事で生活していれば、環境の変化が訪れても大きなリバウンドはせず、次第に新 しい環境にも慣れていくことでしょう。

なぜならその時は『頑張って習慣化していた運動』も『ダイエット食品』にも頼っていないのです。

『適量の食事をするために、運動や食事の固定概念や俗説を捨て、その時の自分が食べたいものを選 び、その時食べたい量だけ食べて、お腹が空いたら何度でも食べる。』 それでも想定以上に体重が増えたら『出来る範囲で少しだけ控えめにする』

この方法なら変化する環境でも、適量の食事を簡単に続けることが出来ます。 そしてこれは自然に痩せている人の多くが、意識もせずにやっていることと同じです。 アナタも今日から同じようにしてみましょう。

ダイエットは付け焼き刃の運動や、慣れないダイエット食品ではなく、日々の食生活。 食べ過ぎを見直しましょう。

スポーツは気が向いた時に楽しんだり、健康や体力目的の方が楽しくて続けられるものです。

高価なダイエット食品に依存するのは、やめましょう。 アナタを参考に作られたわけではない、ダイエット料理本の料理ばかり食べるのもやめましょう。

アナタの体に必要な食べたいものを、控えめに食べて、無駄に食べ過ぎない生活を送って、自然に体重を 落とし、どんな環境でも、健康で痩せた生活を続けましょう。

 

太り難い食事と食べ方

太りやすい行為、太るメカニズム、太る習慣、痩せる習慣は、すでに理解出来たと思います。 ここからは実践的で具体的な食事の工夫を話します。

まず、何度も説明しているように、回数にこだわらず、何度も食事をしましょう。 お腹が空かなければ、不要な食事はしないようになります。

次に、食べ順に気をつけましょう。 炭水化物の吸収が遅くなれば、人間は太りにくくなります。

サラダ、オカズ(肉や魚)を食べてから、最後に炭水化物を食べましょう。

ここで、「サラダは先に全部食べきらなきゃいけないの?」っと、思う人が多いので、説明しますが、 『サラダは先に全部食べたほうがいい』です。 しかしこれは理想です。

もちろん『ご飯や麺や穀物を食べる前に、一口でもサラダやオカズを食べる』これだけでも多少効果があり ます。

◯◯が正解!そうしなきゃ絶対ダメ! ということはありません。

「私は先にサラダを全部食べても良いや」 「サラダやオカズを一口くらい食べてからごはんを食べるなら出来る」 このように、自分に合わせて、上手に選んでください。

最悪なのが「サラダやオカズを先に全部食べなきゃいけないの!?そんなの嫌だ!もう良い!面倒くさい! そんなの気にしないで好きな様に食べる!」と言う、思考です。

理想だけが正解で、後は全部間違いとか、無意味ではありません。 自分に出来る範囲のことを上手に工夫して、少しずつ改善していきましょう。

そして「空きっ腹に入れるご飯(糖質)」が最も太りやすい事を、忘れないようにしましょう。

次に炭水化物にも、吸収しやすいものと、吸収が遅いものがあります。 吸収しやすいものは、砂糖水を飲むようなもので、急激に血糖値が上がるため、脂肪が作られやすいので す。

吸収が遅いものは、腹持ちがよく、食べ過ぎを防ぎ、血糖値の上昇速度が遅いため、多少食べ過ぎて も、食後の活動により血糖が下がり、太り難くなります。

GI 値(グリセミック指数)と呼ばれる値が目安になります。

この吸収と血糖値の関係は、単純なカロリー比較より、よっぽど肥満に影響しますので、是非参考にしま しょう。

吸収が早い(太りやすい)食べ物の見分け方は、白くて甘くてお腹に優しいものです。 ・お粥 ・ウドン ・白いご飯 ・ジャガイモ ・ジュース ・果物 ・食パン ・フランスパン ・ベーグル ・クロワッサン ・ケーキ ・マフィン ・お餅 ・人参 ・トウモロコシ ・チョコレート ・ポップコーン

次に、吸収が遅い食べ物は、色が濁っていて、あまり甘くないものです。 ・蕎麦 ・玄米 ・パスタ ・ライ麦パン ・中華そば ・ノンフライ麺のインスタントラーメン ・トマト ・大豆 ・アボカド ・ナッツ ・乳製品 ・肉類 ・魚

もちろん『自分が出来る範囲で上手に調整しましょう』 「いつもウドンが多いけど、今日は蕎麦にしよう」 「試しにライ麦パン買ってみたけど、案外美味しいからまた食べよう」 「パスタ好きだから良かった!ご飯よりパスタの日を増やそう」 こういった、軽い気持ちで試してみましょう。

ここで「もう低 GI 食品しか食べない!」と極端なことを考えると、「あー辛い、白いご飯が食べたい、果物 が恋しい。もう良いや!ダイエットなんかやめちゃおう!」と失敗につながります。

コーラが飲みたいとか、果物が食べたいなら、時間を調整してオヤツにすれば良いし、 白いご飯が食べたいなら、先にサラダを食べたり、ご飯の量を控えたり、工夫は幾らでもあります。

食べたいものを上手に食べて、出来る範囲で調整して、緩やかで着実なダイエットのために活用しましょ う。

「どうしても、どんぶりいっぱいの、白いご飯が食べたい!」と言う衝動は、飢餓感が薄れていない証拠です から、まずは間食を増やして、控えめの量の多回数の食事に慣れましょう。 コンビニのおにぎりを一個食べて 30 分位経てば、“どんぶりご飯”の衝動は、ほとんど無くなっているはずで す。

食品選びは、ダイエットの便利な味方です。 それを出来もしない制約にしたら、試練の連続になってしまいます。

好きなものを上手に工夫して食べて、ストレスのない健康的で自然体で楽なダイエットを続けましょう。 我慢はリバウンドの近道です。

 

食事を残すことへの抵抗

お腹と相談して食事をすれば、食事を残す自体が発生します。

「最初から少なめに用意すれば良い」と考える方が多いのですが、 では外食はどうするのでしょうか? 残して置けない外で食べるお弁当は? 食べている途中でお腹いっぱいになったら?

そもそも『最初から適量の食事を用意する』ことが苦手だから太ってる人は、今現在の太った体型に至っ たんです。

だからアナタは食べている時にお腹にちょうど良い量で食事を止めて「ごちそうさま」をすれば無理なく効率 よく痩せることが出来ます。

でも、とっても“もったいない”ですね。

多くの方が「食事を残さず食べましょう」と教えられて育ったことでしょう。 現に私もそうです。

でも、現在太っている方もそれを守るべきでしょうか? 肥満で多くの疾患を抱えるかもしれません。 美容に悩んで鬱病になったり、恋愛の機械を失うかもしれません。

ご飯を残すことに関する主な抵抗は、下記のような気持ちだと思います。 「ご飯が満足に食べられない人も居る」 「作ってくれた人に申し訳ない」 「お金が勿体ない」

では『ご飯が満足に食べられない人』の代わりに、太っているあなたが残さず食べて、何人救えますか?

答えはゼロ人ですね。

では、残さず食べても自己満足です。 そしてあなたが太るだけです。

『満足に食べられない人』が気になるなら寄付をするなど、慈善活動をしてはどうでしょう。

ご飯を残して痩せた体で一生懸命働いて、そのお金を寄付すれば、毎月何人かの助けになるかもしれま せん。

それに比べて「ご飯は残さず食べなきゃいけない!残すなんてとんでもない!」と言い張って、太り続けても 誰も救えません。

次に「作ってくれた人」に『あなたの健康を害する権利』がありますか?

農家の人は豊作の時に価格調節のために野菜を潰したりすることもあります。

飲食店で食事を残されるのは日常茶飯事だし、仕事でお金をもらって食事を作っています。

農家の方も料理人の方も仕事で食べ物に関わっています。 もちろんアナタの健康を害する権利はありません。 そしてアナタには自らの健康のために食事を残す権利があります。

もしアナタが未成年で、お母さんが食事を作ってくれるなら、お母さんと相談しながら、残したり、次から少 なくしたりして行きましょう。

次に「お金が勿体ない」と言う考えですが、 500 円のお弁当を全部食べるのと、 500 円のお弁当を半分残した時の出費の差は何円ですか?

0 円ですね。両方 500 円です。

「また後でお腹が空いた時に食事をする分増える」と考えるかもしれませんが、実際は適度な量の食事に 慣れて、長期的に食費は減るケースが多い筈です。

これらのことを踏まえて『食事を残すこと』を考えてみましょう。 自己満足の残さず食べることを続けるか、建設的に適量の食事に慣れていくか、アナタは選ぶことが出来 ます。

 

まとめ

これからのアナタは、健康的に痩せるように、生活を調整出来ます。

アナタは食事を我慢せざるを得ない状況や、餓死に対応するための機能が、「太る」ことだとアナタは知り ました。 食事や運動に対する思い込みが、太る原因だと知りました。

アナタはそれらの原因から『食べ過ぎ』と言う習慣を作り出し、それを継続し、今の体型に至りました。

そして今の体型は、アナタが継続し続ける『食べ過ぎ』で維持されています。

そして巷のダイエット方が、いかに不適切か知りました。 運動はダイエットに絶対必要と言うわけではなく、しかも自発的に運動しないで太った人にとって、運動で 痩せ続けるのはとても難しいと知りました。

平均摂取カロリーという数字はリバウンドの温床になり、 基礎代謝と言う言葉の実態は、ただの運動習慣だと知りました。

今のアナタがどれくらい太っているかは関係ありません。 肥満体でも、標準体型でも、痩せたい人がやることは同じです。

『今のアナタの食べ過ぎを見直して、少しずつ調整して行きましょう』 「私はそんなに食べてないのに痩せない」と思うのは、ただの思いこみです。

「大盛りとか食べないけど痩せない」と言うのは、アナタの生活と体格で太る量が並盛りで、食べ過ぎで す。

一般的な食品やメニューは成人男性が食べて満足する量です。 アナタは身長 170 センチ以上の 20~40 代の働く男性ですか? もしアナタが 155 センチの女性なら、並盛りや 1 人前は『太って当たり前の大盛り』だと思いましょう。

おなかがいっぱいになる前に「もう十分」だと思ったら食事は残しましょう。 太ってる人が残さず食べても偉くもなんともありません。

本当に極端に少ししか食べてないのに痩せないのであれば、病気かもしれませんから、お医者さんに相談 すべきですが、 『多くの人は、自覚がない習慣的な食べ過ぎ』によって太っています。

空腹の我慢なんてやめましょう。 飢える時間が増えるほど、太ることに繋がります。 だから空腹を根性で耐えるなんて逆効果です。

空腹時にセンベイやクッキーを一枚食べて、太るわけがありません。 遠慮しないでお菓子や軽食を食べましょう。

夕食をつい食べ過ぎちゃうならば、その前に間食をすれば、簡単に食べ過ぎを防ぐことができます。

モデルやボディービルダーの様に、量を控えた食事を何度も食べましょう。

回数なんて気にする必要はありません。 目安は『自分のお腹が空いたら』です。 1 日何回とか、 1 日何キロカロリーなんて、アナタを参考にしていない基準を設ける事は、将来のリバウン ドへ繋がります。

アナタの食欲と生活に合わせて、アナタにとって適切な量の食事をしましょう。

『 1 日 3 回のちゃんとした食事』を続けて太った人が、それに拘る必要はありません。

お腹が空いてないなら、食事は缶詰一個やオニギリ一個だって良いのです。

「起きたら家で朝ご飯をしっかり食べるのが絶対に正しい」なんて事はありません。 よく寝れた朝は、睡眠中に脂肪が分解されて血糖値が上がります。 そのエネルギーは、朝ご飯を食べたのと同じくらいです。

だから人間には『なんだか朝ご飯が食べたくない日』もあるのです。

その場合、お昼までにお腹が空くなら、 着替えて家を出てから、会社や学校に着く前に、途中のコンビニで、その時食べたいオニギリやサンドイッチ を買って食べても良いのです。 アナタにとって時間も量もちょうど良いなら、それで何の問題もありません。

『食べたい』と『食べたくない』にはちゃんと、その理由と原因があります。 食べたくないのに無理して『ちゃんとした食事』を食べる必要はないのです。 それは健康やダイエットに繋がりません。逆効果です。 今のアナタの体型はその『ちゃんとした食事』と言う思い込みが作ったのです。

このように今のアナタが正しいと思い込んでいる『思い込み習慣』が無いか、検討してみましょう。 そしてそれに対する工夫を考えてみましょう。

太る理由と原理を説明し、簡単にできる対策の例も提案しました。

アナタの今の生活に、実際にそれを適応するのは、アナタだけです。 アナタ自身の手で、検討と工夫をしてください。

最近の食事を思い出し、食欲を感じ取ってみましょう。

お腹が空いた時に、少しだけ食べられるお菓子は、家に置いてありますか?

一番簡単なものから、少しずつ工夫して行きましょう。

身体に言葉は通じませんが、お腹が空く度に少量食べることで、栄養やエネルギーを少しずつ摂ることは できます。

それを続けて、身体が「餓死する気配がないから、太る必要がない」と判断するのを待ちましょう。 飢えることのない生活が 1 周間も続けば、アナタの食欲は変わってきます。

『あまりお腹が空かなくなり』 『食べられる時にお腹いっぱい食べたい衝動がなくなり』 『今まで食べていた量が苦しくなり』 『脂肪が減り』 『体重が減り』

『痩せます』

もう山盛り食べたくなることも、太ることもありません。

その時のアナタは、アナタが食べたいものを選んで、お腹が空かないように食べてきたわけですから、体は弱 っていませんし、『好物が食べられなかった不満』もありません。 『やめたら太る運動』もしていません。

リバウンドする不安や、リバウンドする要素はどこにもありません。

食欲は人間の原始的な衝動です。 原始的な衝動は、生存のためにとても強く、気持ちや根性で逆うことは、たいへん難しいのです。 でも人間は知識をつけて、その原理を理解し、“対処”することができます。

思い込み、逆効果、簡単な対処の方法、太る理由や原理を説明しました。 知ってしまえば、どれも当たり前のことです。

考案者がリバウンドする無意味なダイエット法や、高価なダイエット食品なんて、ダイエットには不要です。たアナタは、もう失敗しないはずです。

Pocket
LINEで送る